MGSB『十角館の殺人』編 その5
早く続きが読みたいんだって。
以下、ネタバレ注意!
第四章
「二日目・本土」
1.何が起きたか
行方不明の庭師の家に向かう最中、河南は島田に手紙の件で報告をした。
全てを確認できたわけではないが、例の三次会に参加した人間のところには全員に手紙が届いていると見て間違いないそうであった。
そしておそらく河南と守須以外の全員が島に向かったと河南は予想した。
庭師の家で2人を出迎えた吉川の妻は名を政子といい、40代前半くらいに見えるが心労のためかくたびれて見えた。
吉川夫妻は角島の屋敷で知り合った。2人とも中村青司が角島に住み始めた当初から働いていた。
事件のしばらく前から庭師の仕事は島と紅次郎の屋敷のみ行っていた。
政子は吉川の死と無実を確信していて、事件当日の詳細を2人に語った。
吉川は当時19日の早朝に島に向かい、その日の午後に妻に電話をしていた。
無事に着いたが和枝夫人の姿が見えず、青司曰く病気で臥せっているらしい。
政子は吉川が和枝夫人に横恋慕や財産を狙っていた素振りもないと語った。
それどころか青司にはそれほどの財産がもうなかったと口を滑らせた。
千織については幼稚園に入るとしに祖父のところに預けられ、島に帰るのもごくたまのことであったらしい。
和枝は大変可愛がっていたようだが青司からは愛情を感じられない様子だった。
帰り道、島田は紅次郎の家に寄った。明かりはついているが、返答はなかった。
O市に向かう最中、島田は自分の推理を河南に語った。
和枝に不義の相手がいたとすればそれは紅次郎だったのではないかというものであった。
電話ではなく守須の家で報告をした2人は今度は守須の推理を聞いた。
青司がまだ生きていて死体は吉川のものを偽装したのではないかというものであった。
しかし、守須は自身の考えに不明な箇所を4点列挙した。
・動機
・和枝の左手首を切る理由と行方
・夫人の殺害から吉川の殺害までの犯行時間のずれ
・犯行後の脱出経路と現在の潜伏場所
そのうち動機に関しては千織が青司の娘でなく紅次郎の子供だったからではないかと3人は推測した。
島田はその探りを入れる目的で帰り道に紅次郎の家に寄っていた。
守須は今更立ち入った問題を詮索するのはいかがなものかと苦言を呈した。
守須は今回の件からもう降りると言った。
実際、青司が生きていたとしても愛していなかった千織の復讐を考えるか、紅次郎に対して殺意を抱いていたとしたら事件直後に行動しなかったのは何故かと疑問を投げかけた。
2.登場人物
雑さが加速していく。
・河南孝明
守須といいコンビ。好奇心旺盛。
収穫微妙で燃え尽きそう。
・島田潔←New!
数年前までヘビースモーカーで一度肺を悪くしたことがある。
守須の名前もいい名前だなと言った。
警察につてがあるらしい。
印象:昔のコナンの映画かなんかに建築家の森巣みたいな犯人いなかったっけ。
現代のホームズ工藤新一に対するモリアーティ的なポジションだったような。
・守須恭一
慎重派。うちに秘めた情熱家。
青司と誠一入れ替わり説を披露した。
印象:お前、名指しでホームズ扱いされると怪しいぞ。敵か?
・吉川誠一←New!
背格好が青司と似ていて年齢も46歳、血液型もA型で同じ。
・吉川政子
控えめで人の好さそうな40代前半くらい。心労で老け込んで見える。
先月には死んだものと諦めて誠一の葬儀を行った。
・中村青司←New!
千織に対する愛がなさげ。財産もなさげ。
印象:金どこに使ったんだよ。
・中村紅次郎←New!
事件後の動揺から和枝と不倫してた疑惑。
千織が生まれるまで島にちょくちょく行ってた。
以降は全然行っていなかった。
印象:家に明かりついてるのに気配しないの死んでね?
・中村和枝
千織可愛がってた。
・中村千織
3.推理
事件はまだですか!(倫理観終わっとる)
入れ替わりはありがちだけど普通に思い至らなかった。
紅次郎が青司の死を確信してたからさぁ。
不倫が事実だったとしても青司には実は千織に対する愛がありましたよパターンかぁ?
財産全部そこに残そうとしてたから手元にはなく見えたとか。
千織の死はその財産狙いだったとか。
憶測にもならねぇ!
4.これからの予想
人が流石に死にます。最初の犠牲者はオルツィです。
以上