MGSB『十角館の殺人』編 その3

 

おい!島内の完全クローズな環境での話ちゃうんかい!!

目次は完全に「章がいくつあるか」しか気にしてなかったから気づかなかったな。

いや、1章のタイトルが「一日目・島」の時点で島以外の話もあるって考えられる余地はあるよね〜。

 

今思えばあまりにミステリーにありがちな要素を全員野球で醸しだされたから外の情報が一切入らない絶海の孤島の話と思い込んでた。

……こっちが勝手に勘違いしたんじゃなくて、最初から狙ってるよね?そうであってくれ。

 

ということで、思い込みが推理の敵だというのを改めて意識しながらやっていきます。

 

 

いつものごとく、ネタバレ注意。

 

 

 

 

 

 

第二章

「一日目・本土」

1.何が起きたか

3月26日、手紙の形で「死者からの告発」を受けた元ミステリ研究会メンバーの河南は、現メンバーである東一の家に電話をかけ、そこで告発文が自分以外の人間にも届いたことを知る。

また、その死者である中村青司が殺された舞台である角島に現メンバーが向かったことを聞き、行動を始めた。

 

告発の内容が

「お前たちが殺した千織は、私の娘だった。」

という文言から中村千織の祖父宅へ電話をかけ、そこで家政婦から青司の実弟である紅次郎の住所を聞きだす。

 

紅次郎の家を訪ねると、そこには紅次郎の友人である島田潔も居て2人に手紙を見せることとなった。

それを見た紅次郎は同様の手紙が自分にも来ていると打ち明け

「千織は殺されたのだ。」

とだけ書かれた手紙を見せた。

紅次郎は青司が既に死んでいることを確信していたため誰かの悪戯だと憤り、島田は興味をもったようだった。

 

帰り道を同じくした島田と話をした結果、店に入った2人は状況の怪しさを共有した。

どうやら去年の角島の事件が関わってきそうだったため、詳細を島田から聞き河南からは自身が当時は先に帰っていたことを前置きした上で千織が死んだ状況について島田に話した。

 

その後当時河南と同じタイミングで途中帰宅した守須恭一を呼び、今後について話し合った。

話の結果、河南は明日同様に手紙が届いているであろうミステリ研究会の家に確認にまわり、午後から島田と共に消息不明の庭師の家を訪ねることになった。未だに庭師の妻が住んでいるらしい。

守須は同行はしないが、成り行きには興味があるとのことで夜にまた電話する予定を立てた。

 

 

2.登場人物の印象

既に出てきた人で新情報がある場合は(←New!)が付きます。

どいつもこいつも探偵ばっかかよ。

○主要人物?

・河南孝明(メンバー時はドイル?)

元ミステリ研究会メンバー。3回生。

実家は別府。細身で背が高い。好奇心旺盛。

島田に何故か懐かしさを覚える。

喫煙者。銘柄は不明。

青司から手紙が届いた。

 

印象:こいつの方が主人公っぽいなおい。しかし人は見たいものを見る生き物。

自分は見抜いたぞと思い込んで足を掬われるのが人類のあるあるだから思い込みは厳禁。

河南でコナン、守須からはドイルって出来過ぎだから逆に怪しい。

みんな先輩から引き継いでるのに1人だけそんなドンピシャなことあるかよ。

 

・東一

ミステリ研究会のメンバー。角島に向かった1人らしい。

青司から手紙が届いたらしい。

 

印象:河南が1番最初に電話しようとしたということはそこそこ仲いいんだろうか。

と、思ったが読み直したら他のメンバーにも数人に電話かけた後だった。

島の誰だろう。一君つっているから男でいいんだよな?流石に。

他の大体のメンバーのように下宿でなく実家から通ってるっぽいのが一応ヒントになるか?

現時点でわかるもんなのかなぁ〜。ルルウかな〜。ガストン・ルルウで東がトン的な。

めちゃくちゃ河南=コナンに引っ張られてる発想。

 

・守須恭一

ミステリ研究会の(今も?)メンバー。絵描き。

河南を拒否されるがドイルと呼ぶ。

千織が死んだ際には途中で河南と共に帰った。

独身者向けワンルームマンション<巽ハイツ>5階に住む。

喫煙者。セブンスターを吸う。好んではないがニコチン欲求が消えない。

研究会のメンバーに今回の角島行きを誘われていたが断った。

人と会うのが苦手。

 

印象:夫人の左手首がキーになるって直感するの怖っ。ゲームとかなら意味ないこととかないけど現実の事件にそんなふうに思えることある?

河南と違って角島に誘われていたのは今もメンバーだからってことでいいのかな。

吉川(庭師)の家に行ってみるように言うとか誘導しようとしているように見えないこともない。

ニックネーム持ちかどうかはわからんし、継承に法則性があってもミステリー小説家に詳しくないから推測もできん。

 

・中村千織(故人)

大人しく、寂しげな風情があるが気立てが良く雑用ばかりしていたらしい。

昨年1月にミステリ研究会で催した新年会の三次会で死亡。

普段は一次会だけで帰っていたが、メンバーに無理に誘われ三次会まで行った。

メンバーから無茶な飲み方をさせられ、急性アルコール中毒から持病の心臓発作が誘発されたらしい。

当時は1回生。学校へ行く都合で和枝の実家に預けられていた。

 

印象:正直なところ名目に使われているだけなんじゃないのと思わないこともない。実は今回の黒幕と血縁関係や恋人関係にあったっていうのがありがちな筋なんだけど本当にそうなのかって感じが今のところはする。

でも、復讐って自分がスッキリしたいだけでないなら相手に後悔とか罪悪感とか自分のしたことの罪深さを思い知ってもらいながら死んでほしいと思うからな〜。

ミステリー研究会にいかにもな具合で死者からの手紙を送ったらエンタメになっちゃう気がする。

 

・中村紅次郎

眼鏡掘り深バリトンボイス白髪まじりおじさん。

青司の実弟。別府の鉄輪(かんなわ)で高校教師をしている。

担当は社会科。仏教学の研究もしている。

初期大乗仏教の般若空についてらしい。

青司の死体の確認もしたらしい。千織との面識もあった様子。

角島の土地と屋敷を青司の死後相続したがS町の業者へ売った。

青司から手紙が届いた。

角島事件当時は島田と9月19日の夜から翌朝にかけて一緒にいたためアリバイが認められている。

 

印象:ま〜この人はきっと無関係でしょう。送られてた手紙も黒幕が誘導するのにスムーズだからここにも送った気がする。

仏教学の研究は今後の伏線になるんだろうか。

 

・島田潔

痩せひょろカマキリ男。紅次郎の友人で大学の後輩。

紅次郎と同様に仏教学を修めていた。家がO市の外れで寺をやっている。

3人兄弟の末っ子。

河南(かわみなみ)を「こなん君」、紅次郎を「紅さん」と呼ぶ。

河南からは30過ぎかそれ以上に見える。

長め柔らか髪の痩せ頬。河南より身長が大きい。

浅黒い顔に鷲鼻で垂れ落ちくぼ眼。陰気で気難しそうだけど軽い言動。

紅茶派?

角島の事件について河南に詳細を教えた。

 

印象:河南が懐かしさ覚えるの何?ちょうどよく紅次郎の家にいるのもなんなの?

こんなやつ偶然居合わせることあるかよ。

 

 

○角島事件の関係者

被害者全員から多量の睡眠薬が検出。

・中村青司?(故人)←New!

事件当時は46歳で紅次郎より3歳年上。

引退していたが天才肌の建築家だった。資産家の息子。

青屋敷や十角館の設計も青司で早々と隠居していた。

隠居後も道楽的に建築の仕事をしていたが、ここ10年はほとんど島から出ることはなかった。

紅次郎との兄弟仲はあまり良くなかったらしい。

変人。

和枝と同じ部屋で全身に灯油を浴びせられ、焼死。

死亡推定時刻は9月20日未明の火災時。

火災の火元は屋敷の厨房と思われる。

 

印象:人となりがまだわからん。なぜこいつだけ直接殺されなかったのか。

 

・中村和枝(故人)←New!

旧姓は花房。青司とは幼馴染で許嫁同士だったらしい。

青司と角島に渡ると同時に結婚。

寝室のベッドで首を絞められて死亡。紐状の何かで絞殺。

死体は手首から先が欠損していたが、死亡後の切断と考えられる。

手首の行方は未だ不明。

死亡推定時刻は9月17日から18日の間。

死亡後に犯された形跡が決定的ではないが見られる。

 

印象:左手首がキーとされてる人。島にまだあるのかな。

ベッドで首絞められてはわかるけど紐状の何かはどこから持ってくるのか。

流れがわからんけどベッドの上なら手で絞め殺されるのが自然なような気もする。

 

・北村夫妻:使用人夫婦(故人)←New!

夫は屋敷の雑用とモーターボートの運転。

事件当時、ボートは入江に残されたままだった。

妻は家事全般。

寝室で頭を叩き割られて死亡。

縄で縛られた形跡あり、凶器と思われる斧も同室で発見される。

死亡推定時刻は9月19日で火災前日の午後以降。

 

印象:屋敷には斧くらいあるか〜で流していいのか。

ここは縄で縛られた形跡あり、なんだ。ますます夫人の紐状の凶器って書き方に違和感。

あと17日から18日で夫人殺しちゃってから1日置いてるのもよくわからん。

屋敷のからくりを知るために青司を残す理屈はわかるけど人質だとしても同じ場所において目の前で害を与えたりするでしょ。

ということはやっぱりなんかあるんでしょうね。

→本文中で河南が日を置く意味について疑問持ってたの忘れてた。さも自分が不自然な点に気づいたみたいな書き方して、その実読んで知ったこと忘れてただけだった。

 

 

・吉川誠一:庭師(消息不明)←New!

安心院に住んでいて、月に一度数日泊まりがけで仕事に来ていた。

火災の3日前(9月17日?)から島に来ていたらしい。

警察の見解では事件の犯人。

妻がいたらしい。妻は昔、角島の中村家に勤めていたらしい。

 

印象:どこ行ったんだこいつ。からくりの中で死体になってたり未だに生きてたりするのだろうか。妻が昔勤めていたってなんでやめたんだろうね。北村夫妻がいたからか?

 
○その他

・東一の母親

河南からの電話に出た。

東一が角島に向かったこと、家に中村青司からの手紙が来ていることを河南に伝えた。

 

印象:本当に母親だろうな?(疑心暗鬼)

 

・千織の祖父

千織の葬儀の喪主?

 

印象:今後出てくるの?

 

・千織の祖父宅の家政婦

千織の父親が中村青司であることと、実弟の紅次郎の住所を河南に伝えた。

 

印象:住所教えていいのかお伺いを立てろよ!

 

・手紙

3月26日消印。発送場所はO市内。B5上質紙。

文字が全てワープロで打たれており、差出人住所は書かれておらず封筒の裏に

「中村青司」

と記されている。

文面は河南には

「お前たちが殺した千織は、私の娘だった。」

紅次郎には

「千織は殺されたのだ。」

と書かれていた。

守須にも届いていたが河南のがオリジナルで守須のはコピー。

→読み直したら守須のがオリジナルっぽい。読解力ねぇ〜。

→いや、守須の一人称が僕っぽいからやっぱり河南のがオリジナルかも。国語の授業かい!

 

印象ワープロの話からちゃんと昔の時代設定なんですねって感じ。島に行く当日が消印ってその日のうちに届くもんなの?民営化する前ってそんな仕事早かったっけ。

島に行く人たちに読まれると困るのか?復讐なら読まれてなお島に来てもらわないと困るんじゃないか?

 

ワープロ

最近普及しだした。

紅次郎も1台あり、大学の研究室にも1台ずつはあるため学生が使おうと思えば使える。

しかし、ワープロで手紙を書く行為自体は一般的ではない。

 

印象:割とすぐパソコン使ってもいいことになったけど、学生の頃の手書きのレポート文化を思い出しちゃった。過去にコピペがバレてその年代以降手書きが強制されてる学科もあったな。

今思うと連帯責任の幅広すぎるし、全く今回の話に関係ないこと思い出したな。

 

・喫茶?「MOTHER  GOOSE」

坂の下の海岸通り沿いにある、風見鶏のついた赤い屋根の店。

別府湾に面しており、マザーグースの詩にちなんだ版画や人形が飾られている。

 

印象マザーグースて。シャニマスでなんか関係してるねって調べたことあるけど、ハンプティダンプティくらいしか覚えてないしハンプティダンプティは多分コミュに関係ない。

河南は頬緩めてたけどなんかマザーグースに思い入れあるのかね。

 

 

・中村青司の建築物

青屋敷や十角館には青司の趣味が存分に反映されており、そのうちの一つにからくり趣味があったらしい。

特に青屋敷の方には隠し部屋や隠し戸棚、隠し金庫の類が随所に作られていたらしい。

 

印象:隠し部屋ってロマンあるけど実際にはネズミやら虫の住処になって萎えるやつ。

 

 

3.推理

推理って難しいね〜。

・千織の死は本当に事故だったのか。

・角島の事件の真相は?

・青司を騙って誰が手紙を出したのか。

が今の所の謎かな。

プロローグの「彼」はまだ復讐を実行していないからとりあえず置いておこう。

まだ害はない。

素直に考えたら手紙を送ったのは「彼」なんだろうけど、当日に送る意図が不明。

どちらかというと本土の人間に対する思惑を感じる。

復讐対象が島に来た人間だけじゃないとか、むしろ本命は本土の人間とかあり得る。

順番ってこれのことか?

 

4.これからの予想

島の話に戻って今後は交互に進めていく感じかな?

今のところはないけど島と本土の情報で食い違いが出るとかありそう。

角島の事件とかそれぞれ個人が知っていることだったから、それこそ主観とか意図的な嘘とかがありそうと思ったけどなかった。

今後は千織とか同じような話をするときは注意したほうがいいんだろうね。

 

 

以上